事務局横浜市立大学附属市民総合医療センター内

先天異常データベース
外表奇形等統計調査結果

ここに示したデータの無断転載は固くお断りします。

この調査は昭和47年から全国的な規模で開始された。この調査はサリドマイド薬禍事件を契機に開始されたものであるが、この調査が始められた頃は公害問題も大きな社会的問題となっており、そのために障害児の出生が増加するのではないかと心配されていた。その後も本邦ではいわゆる環境ホルモン(内分泌撹乱科学物質)、東日本大震災と福島第1原発事故,各種の環境化学物質等々の母児を取り巻くリスクが危惧されていたが現在迄の調査成績で見る限り、特定の奇形が特定の地域に多発したと言う事実は認められていない。しかし最近塵芥処理場からの内分泌撹乱科学物質等の発生が見られると言う事実が証明され、それらの物質はごく微量でも障害を与える可能性がある事が指摘されはじめ、その周囲にすむ妊婦の胎児への影響が懸念され、今後の検討課題として注目されている。

*なお各施設より報告されたもののうち、妊娠22週未満の出生児および明らかに外表奇形でないと考えられるものについては本統計では除外されている。

調査年度

さらに過去の年度はこちら